腰椎分離症とすべり症について、どのような違いがあるのかをご説明します。まず腰椎分離症とは、腰椎部分の関節を支えている骨が分離してしまうことを指します。
いわゆる腰椎の骨折状態であり、腰椎分離症はまだ骨格がしっかりと形成されきっていない子どもの頃に激しいスポーツをすることで発症してしまう場合が多いです。
この疾患では特に腰を後ろに反らすと痛みを感じることが多いですが、レントゲンなどの検査で確認すると確かに腰椎分離症なのに痛みなどの症状はまったくでないという人もいます。
子どもは早期発見であればコルセットと安静だけで治癒するケースも多くありますが、大人は子どもと違い、安静だけで治癒させるのは難しいです。
一方すべり症には大きく分けて2種類があり、多いのは腰椎分離すべり症というもので、これは腰椎分離症が悪化した状態と言うことができます。
腰椎分離症によって離れてしまった部分の骨が前方に滑ってしまうのが、すべり症なのです。
すべり症になってしまうと、体のバランスが悪くなったり、神経に悪影響を与えて痛みを生じるだけでなく、そういったバランスの悪さを原因としたヘルニアを発症してしまう場合もあります。
もうひとつは変性すべり症です。こちらは腰椎分離症がなくても滑ってしまうというもので、原因は特定されていません。
ただ、高齢になった女性に特に多いため、老化による骨や筋肉の衰えが原因になっているのではないかとも言われています。
そのため、予防法としては普段から筋肉の衰えを防ぐストレッチを行うのが良いとされています。とはいっても、激しい運動は必要ありません。
例えばウォーキングをするようにしたり、姿勢が悪くならないよう気をつけたり、重いものを持つ際に腰に負担のかかりにくい動作を学ぶといった予防方法があります。
ほかにもストレッチを行うのも有効です。「福辻式ストレッチ」という方法の場合、1日5分、軽いストレッチを毎日行うことで筋肉が硬直するのを防ぎ、腰椎分離症やすべり症を予防することができます。
このストレッチ法を考案した福辻先生は、腰痛治療に30年以上関わってきた方ですし、このストレッチ法で症状が改善した方が多くいる実績もあります。
詳しい内容は下記からご案内していますので、まずは自分自身の目で確かめてみてください。きっと、あなたの悩みを解決するきっかけになるはずです。